乳がん検診について
マンモグラフィと乳腺エコー、どっちを受けたらいいの?
現在、国が提言している乳がん検診のガイドラインとしては
- 原則としてマンモグラフィ
- 検診間隔は2年に一度
- 40歳以上 となっています。
50歳以上に対するマンモグラフィは、乳がん死亡率減少効果が証明されています。
40歳以上は乳がん死亡率減少効果が立証されていませんが、マンモグラフィとエコーの併用が、早期乳がんの発見に有用と言われています。
マンモグラフィは乳腺密度の高い高濃度乳房では、しこりが見つけにくいとされています。
そのため40歳未満の方や乳腺の発達した方は、エコーの方が診断に役立つ可能性があります。
ただし、家族歴がある方などリスクの高い方は、年1回両方受けることをお勧めします。
検査の特徴について
マンモグラフィ
- 乳房全体の状態を把握できる
- 0.1~0.5mmの微細石灰化が検出可能 →早期乳がんの兆候である微細石灰化はマンモグラフィでしか発見できない
- 乳がんの死亡率減少効果を示すことが証明されている
- 高濃度乳房(乳腺密度の高い方)では腫瘤の検出が難しい
- 個人差はあるが、痛みを伴う
- X線被ばくがある(妊娠中の方は検査を受けられません)
※当院ではトモシンセシス(3D)で全件撮影しております
検査料金 : 5,500円(税込)
検査時間 : 約10分
乳腺エコー
- 高濃度乳房でも腫瘤を発見しやすい(乳腺と腫瘤の判別が可能)
- 痛みを伴わない
- X線被ばくがない
- 微細石灰化の検出は困難
- 乳房が厚い人は深部の観察が困難
検査料金 : 3,300円(税込)
検査時間 : 約10分
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