大腸CT検査
大腸CT検査とは
大腸を炭酸ガスで膨らませて、CT装置で腹部の撮影をします。その後、コンピューター処理をして大腸の3次元画像を作成し、その画像を元に大腸を診断する検査です。
大腸内視鏡検査のように大量の下剤を飲む必要はありません。カメラを挿入しないため苦痛が少なく、短時間で検査ができます。
治療が必要と言われている6mm以上のポリープは、大腸内視鏡検査と遜色なく見つけることができます。
ただし、ポリープを取ることはできないため、詳しい検査が必要なポリープが見つかった場合は、ご相談の上医療機関をご紹介いたします。
【大腸CT検査】
【大腸内視鏡検査】
検査の流れ
検査前受診
事前に消化器内科を受診していただきます。
医師・看護師から検査について説明があり、検査に必要なお薬と検査食をお渡しします。
健診の方は、健診当日に消化器内科を受診し、後日大腸CT検査を受けていただきます。
検査前日
検査前日は、朝食・昼食・夕食に検査食を摂ります。また、前処置のため下剤と少量の経口用造影剤を服用します。
大腸をきれいにすることと造影剤を飲むことによって、検査の精度を高めます。
検査当日
検査着に着替え、血圧を測ります。
排便回数や便の状態を問診で確認し、CT室に入ります。
1. 検査用のトランクスに履き替えます。
2. 腸の動きを抑えるために、腕に注射をします。
3. CTの寝台に横になり、おしりから細いチューブを数センチ挿入します。
4. 炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませていきます。
5. CTでお腹の撮影をします。仰向けと、横向きまたはうつ伏せで撮影をします。
6. チューブを抜いて終了です。検査時間は約15分です。
結果
外来の方:後日、消化器内科で結果を説明します
健診の方:結果は郵送します
検査の特徴
・大腸内視鏡検査に比べ、下剤の量が少ない
・検査時間が短く、苦痛が少ない
・大腸内視鏡の挿入が困難な方も検査可能
・大腸内視鏡が苦手とする大腸のひだの裏側も検査可能
・CT検査のため被曝がある
・ポリープ切除や組織採取ができない
・平坦な腫瘍は見つけにくい
・便潜血検査で陽性の方
・以前大腸内視鏡の検査で苦痛だった方
・大腸内視鏡検査をためらっている方
検査を受けられない方
・妊娠中、妊娠の可能性のある方
・腹部にペースメーカーを装着されている方
・検査前にバリウム検査をした方
・腸閉塞が疑われる方 など
詳しくはお問い合わせください
検査料金、お問い合わせ
【検査料金】33,000円(税込)
【ご予約に関するお問合せ】
健診受付 TEL:06-6941-8687
外来受付 TEL:06-6941-8693