心電図検査で分かること・分からないこと

心電図検査で分かること
・不整脈: 心臓のリズムが速すぎたり(頻脈)、遅すぎたり(徐脈)、乱れたりする状態。
不整脈にもさまざまな種類があり、命に関わる危険な不整脈もあります。
・虚血性心疾患: 狭心症や心筋梗塞などで心筋への血流が不足している状態。
・心肥大: 高血圧や弁膜症などで心臓の筋肉が厚くなっている状態。
不整脈や虚血性心疾患では、発作が起きている状態でないと波形に異常がみられないこともあるため、測定時の心電図が正常だからといって心臓病がないとは言い切れません。


心電図で分からないこと・苦手なこと
心電図は「心臓の形」を見ることはできません。
よって弁膜症(弁の異常)、先天性心疾患(心臓の生まれつきの構造異常)などの心臓の形の異常を診断するのは、心電図検査の苦手分野です。
「心臓の形」を見るためには心臓超音波検査が有効です。
その他に、弁膜症では診察時の聴診で「心雑音」が聞こえることにより、早期発見できることがあります。

検査方法
➀ベッドに仰向けになっていただきます。
➁技師が両手首、両足首、心臓の周りに電極を装着します。
➂数秒~数分間安静にし、記録します。


注意事項
・力が入っている状態だと筋電図が入り、診断しにくいので、できるだけ力を抜きます。
心電図装置から電流を流すわけではありませんので、体に電流などが流れることはなく、痛みは全くありません。
・症状が日常的に出現していても、検査施行時に変化が出ていなければ記録されませんので、日常的な症状は外来診療でのご相談が必要となります。
検査結果について
健診の検査結果で循環器内科受診となっている方は、早めの受診をお勧めします。当院外来に循環器内科がございます。
健康診断はあくまで「異常の早期発見」の第一歩であり、精密検査を受けることで初めて病気の有無や程度が明確になります。

当院の循環器内科について
当院の循環器内科は心電図、ホルター心電図(24時間心電図)、心臓超音波検査を行っております。
ホルター心電図
ホルター心電図は、小型の心電計を身につけて、24時間日常生活中の心電図を連続記録する検査です。通常の短時間心電図では捉えきれない不整脈や狭心症の有無、心拍数の変動などを診断し、心臓疾患の早期発見に役立ちます。

心臓超音波検査
超音波を用いて、心臓の大きさ、筋肉の厚さや動きに加えて、心臓の弁の状態や血液の流れ、心機能を観察する検査です。
弁膜症や虚血性疾患(狭心症・心筋梗塞)、心筋症、心筋炎、先天性心疾患など、さまざまな心疾患を診断し、治療に役立てられます。

心臓超音波検査の検査時間は20~30分ほどで健診でも実施可能です。
症状のある方
胸の痛み・圧迫感、動悸、息切れ、呼吸困難、手足のむくみ、失神、めまい、脈の乱れの症状があれば、循環器内科をご受診下さい。上記の症状は年のせいと思っている場合でも病気が隠れている場合があります。
心臓の健康を守るためには、早期発見と適切な対応が不可欠です。
少しでも異常を感じたら、専門医に相談しましょう。



外来お問い合わせ
外来受付 TEL:06-6941-8693
