骨密度検査 ~骨粗しょう症にならないために~

骨粗しょう症とは、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。骨粗しょう症による骨折は、老後の生活の質(QOL)を大きく損ない、健康寿命を縮める可能性が高くなります。
「骨粗しょう症」の予防・早期治療をするうえで、骨密度検査はとても大切です。
骨密度の低下とは
骨密度の低下は、骨の新陳代謝がうまく働かなくなることで起こります。古くなった骨を溶かす「骨吸収」と新しい骨を作る「骨形成」がバランスよく繰り返されることで、骨は健康な状態に維持されています。
この骨吸収と骨形成のスピードのバランスが保たれていれば、骨密度は適正に維持されますが、骨を溶かす骨吸収のスピードが上回ってしまうと骨密度が低下してしまいます。
骨量は、男女とも20歳頃に最大となり、40歳頃までは維持されますが、50歳過ぎから低下していきます。
女性ホルモンには骨量を維持する働きがあり、閉経により女性ホルモンが減少すると、急激に骨量が減少し、骨粗しょう症のリスクが高くなります。
若い時に骨量を増やし、加齢に伴う骨量減少を最小限に留めておくことが大切です。

引用:公益財団法人 骨粗鬆症財団ホームページ
骨密度検査
当院の骨密度はDIP法で測定しています
♦DIP法(Digital Image Processing)とは♦
両手のX線写真を、アルミニウムステップ板と一緒に撮影します。
測定は、手の第2中手骨(第2指の甲の部分)とアルミニウム板の濃度差を比較算出し、骨量を割り出します。
検査はカセッテの上に手を置いて、手のX線写真を1枚撮影するだけです。

この方法のメリットは、短時間の検査で、骨折のリスクがある程度予測可能であることです。
ただし簡便な方法のため、腰椎や大腿骨を撮影し骨密度を測るDEXA法と比べると、正確さは劣ります。
検査料金:3,300円(税込)
※X線を使用するため、妊娠中・妊娠の可能性がある方は検査を受けることができません
結果の見方
健康診断結果報告書の骨密度欄に、m-BMDとMCIの値が記録されます。
m-BMD・・・骨の強度を判定する指標。この値が高いほど骨は強い。
MCI ・・・この値が低いほど、骨の皮質が薄く、骨粗鬆症の可能性が高い。
また別紙、骨塩定量検査(DIP法)報告書が添付されます。

ご自身の値をグラフで確認できます。
YAM値:若年成人(20~44才)の健康な同性の平均骨密度を100%としたとき、測定した骨密度がその何%にあたるかを示す値
一般的にYAM値は
80%以上の場合は正常
70%以上80%未満の場合は骨量減少(骨粗しょう症予備群)
70%未満の場合は骨粗しょう症
とされています。
また、「あなたの骨の状態」の欄をご確認ください。
(1)若年成人(20~44才)の平均的骨量と比べた値
(2)あなたの年齢に照らした平均的骨量でみた値
骨粗しょう症の予防・改善のために
遺伝のようにコントロールできない要素もありますが、食事や運動など生活習慣を変えることで、骨粗しょう症を予防することができます。
・3度の食事をバランスよく摂る

・カルシウムを多く含む食品を摂る
◎牛乳・乳製品・小魚・緑黄色野菜など

・カルシウムの吸収を促進するビタミンDを含む食品を摂る
◎鮭やイワシなどの魚・シイタケなどのきのこ類

・カルシウムの吸収を妨げるリンや塩分を摂り過ぎないようにする
✖スナック菓子、インスタント食品など

・ビタミンDは日光浴によって体内で生成されるため、適度な日光浴をする

・アルコールやたばこは、カルシウムの吸収を妨げるので、飲み過ぎ、吸い過ぎに注意する


・適度な運動を心がける
スクワット、かかと上げ運動、片足立ち
大股で歩くウォーキングなどがおすすめです

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健診受付 TEL:06-6941-8687
